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 この日も英語のツアーだ。客の多くがカナダの英語圏組で、約30人のグループ。ガイドも今までの中で1番きれいな英語を話す。ただ、この日のツアーは私以外に2人の日本人がいた。彼らは、岡崎から来た銀行員2人組だ。オデオン
 最初は、エフェスの古代都市遺跡群だ。この日のガイドは、英語のガイドとしては非常に優秀なのだろう、英語の説明を怒濤のようにしゃべりまくる。こちらは『歩き方』をひたすら読みながら見学するを強いられた。ローマ遺跡の定番:円形劇場、円柱、アーチ、彫刻はすべてここに集まっている。
 古代都市遺跡の次は、アルテミス神殿。古代の世界7不思議であったというのだが、今は円柱1本とその切れ端が転がっているだけだ。
 さほどうまくもない昼食の後は、
聖母マリアの家だ。ここも、マリアの家だったとわかるものがなにもないので、見学する身にとってはつらい。とりあえず聖地らしく、遺構があったとされる場所に教会が建てられ、泉がわきだしている。
 エフェスのツアーはこれで終わってしまったが、時刻はまだ4時だ。バスは9時なので、日本人3人でエフェス市街をぶらつきながら時間をつぶすことにした。ぶらつくといっても町はたんへん小さく、これといってみるものも何もない。レストランに入り、ツアーの最後をビールでしめることにした。
 
エフェスについては詳細は『ろまねすくのトルコ紀行』8・9章を参照(Araのページに戻るときは「戻る」のボタンを押せ)。

次の日はイスタンブール