2000/03/16(木) モナコ |
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Je vais à Monaco.
午前9時、ホテルに荷物を残してモナコに外出。砂漠の国に行って来たせいか、顔が日焼けして、皮膚がカサカサに乾燥してしまったので、途中の薬局でスキンクリームを買った(54.5F)。駅の近くの郵便局のところにさしかかると、ビラ配りが居て、ビラを渡そうとする。明らかに外国人なのに。ストライキなのか単なるデモなのか?実にうらやましい限りである。毎年毎年、理由を付けてストライキしようとしない日本の組合とは大違いである。
ニースからモナコは各駅列車で約20分(20F)。5・6個駅に止まる。ニース駅9:38発の列車に乗った。列車に乗ろうとすると、フランス人のおばさんが「この電車はマントンに行くか?」と聞いてくる。どう見ても外国人のこの私に。フランス居るときしばしば出くわすのだけど、彼らは外国人であれ道とかを平然と訪ねてくる、フランス語で。世の人々はこれをもって「フランス人は英語を(知っていても)話さない」というのだろうか?そんなフランス人がいたら是非お目にかかってみたいけど。とりあえず、この列車はマントンに行くであろうから、「Oui.」と答えておいた。
10時にモナコに着いた。モナコは独立国だけど、パスポートコントロールとかは何もない。駅はフランス国鉄と何もかわらんが、公衆電話にはモナコ・テレコムと書いてある。モナコに着いたはいいけど、ガイドブックも何もないので、とりあえず困った。とりあえず、海沿いに歩いた。なぜかゲーセンのF1ゲームで見たような風景だ。20分ほど歩くと日本庭園があった。日本庭園から葛折りの坂道(モナコGPのトンネル前のカーブの所)を上るとカジノの所に来た。観光案内所で日本語の地図をもらい(日本語のがほしいと言わないとくれない)、オテル・デュ・パリの位置を確認した後、日本庭園に戻ってきた。茶室があって、池があって、鯉が泳いでいる公園だが、土塀の向こうには蒼い地中海が広がる変な日本庭園である。
12時になって、オテル・デュ・パリの回転ドアをくぐった。オテル・デュ・パリにはかのアラン・デュカスが史上最年少で3つ星をとった「ルイ・キャーンズLouisXV」がある。受付で予約のFAXを見せてテーブルに通される。フランスのレストランで貴族の館を模したものは多いが、ここは宮殿の広間で食事をしているような気分になれる。オテル・デュ・パリ自体がベルサイユを模しているので納得。テーブルにつくと程なくして、シャンパンの瓶が突き刺さったバケツのワゴンがやってきた。白の辛口を頂く(100F)。メニューは500Fのランチコースを注文した。ワインは含まれているらしく、赤か白かを聞いただけだ。料理は南仏風のオリーブ油を使ったもので、濃厚なソースがかかったものはなかった。ワインはプロバンスワイン。あとチーズとデザート・コーヒーまでついて500Fぽっきりというのはお得だ。前回、アラン・デュカスでもらったのと同じパンフレットをここでももらった。
レストランの後、名物のカジノに。有名な「ル・カジノ」は入場料がかかるので、「カフェ・ド・パリ」に行ってみた。入ってみると、スロットマシーンがいっぱいあって、日本のゲーセンと同じだ。違いは本物の10Fの硬貨を入れるぐらいの違いだ。ルーレットや競馬のゲーム機もおいてあったが、セガ製だった。ご丁寧に日本語のステッカーまで張ってある。170F使ったけど、全部すってしまった。あたりを見回しても、勝ってそうな人はいなかった。
18時、またニースに帰った。スーパーで着替えを買ったのち、ホテルに戻った。少し休んだあとで、旧市街のシーフードレストランに行った。この界隈はシーフードレストランがいっぱいあって、いちばん客の入りがいい店(Grand
Café du turin et chez Jo l'ecailler)を選んだ。この店は日本語のメニューもあった。
注文したものはLe panache de mer(海の幸盛り合わせ105F)とvin
d'Alsace(アルザスワイン白500ml47F)。海の幸盛り合わせは、エビ・カキ・ウニ・アサリ・巻き貝の盛り合わせだ。ウニは日本のものほうが身が大きくてうまい。その他は日本で食べるものと味は同じ。やや大味か?巻き貝はEscalgot
de mer海のエスカルゴというらしい。