2000/03/17(金)
ポン・デュ・ガール

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ニームの古代闘技場 8時半にホテルをチェックアウト(500F)。9時の列車でニームへ出発(218F)。11時半にマルセイユに到着。30分の待ち合わせで乗り換え、ニームに14時に着いた。ニーム駅構内の案内所は閉まっていたため、とりあえず、駅の前の道を町の中心に向かって(?)歩き出した。10分ぐらい歩くと広場に出て、広場から闘技場が見えた。闘技場に近寄ってみると工事しているような感じで、闘技場をドーム闘技場にしようとしていた。古代遺跡をドームにしようとするなんて風情がないと思われるが、ローマのコロッセオだって当時は布張りの屋根があったそうだから、この遺跡も当時の姿に戻るだけだ。いまでも闘牛があるらしいから、時期を合わせてきてみたい。
 闘技場から大通りを進み、案内所にたどり着いた。町の地図とポン・デュ・ガールの行き方を聞いた。日本語の資料はないかとフランス語でいったら、出てきた。ポン・デュ・ガールへのバスは少ないがいまからでも行って帰ってくることが出来そうなので、行ってみることにした。駅のところまで戻って、駅裏のバスポン・デュ・ガールターミナルに行った。バスターミナルで、ポン・デュ・ガールからアヴィニョンには行けないかと聞いてみると、行けるらしく、時刻表をくれた。
 15時半ニームを出発(32F)。バスは観光向けではなく単なる路線バスだから、乗っているのも観光客はなく地元の住民ばかりだった。40分ぐらい乗ったが、停車のアナウンスもなく、バス停も目立たないので、なんとおりるべきバス停を通過してしまった。どうやら1こだけ余分に乗ってしまっただけなので、歩いて戻ることにした。近くの農家で作業している人に道を聞いて、歩いた。2kmほど歩いてやっとおりるべきバス停にたどり着いた。それから森のなかに入っていく道を10分ほど歩くとポン・デュ・ガールが見えてきた。
 ポン・デュ・ガールはローマ時代、紀元前19年に建造された長さ142メートルの巨大な橋で、この橋を通る水道は9世紀頃まで使用されていたそうだ。以前は上の橋も歩くことが出来たらしいが、一番下の橋を歩いてきた。
ポン・デュ・ガールから一番近い村は2kmほどなので、食べるものを求めて歩くことにした。30分ほど歩いて、村のアヴィニョン行きのバス停に着いた。バス停近くにマクドナルドを発見、残念ながら、ここでハンバーガーを買った。
 18時半、アヴィニョン行きのバスに乗った(35F)。これも40分ほどでアヴィニョン駅に到着。駅からは城壁が見えた。唯一持参した資料、赤ミシュランのコピーにあったホテルMédiévalに行ってみた。1泊250F、テレビ・トイレ・シャワー付き、バスタブはない。建物は新しく、部屋の内装はアンティークな感じ。ミシュランに間違いはなかった。それにしてもよく歩いた1日だった。