2002/05/10(日) パルミラ |
午前零時(欧州時間23時、日本時間6時)、
ダマスカス空港に到着。入国審査
で手荷物からイスラエルに行ったことを示すものが見つかると入国拒否されるということでヒヤヒヤしたが、なにも調べられることもなく入国できた。空港内の銀行で50E(ユーロ)をシリアポンド(通称シリポン)に両替する。計算してみると1シリポンが2円くらいか?日本人はさすがに誰もいない。
空港ロビー内でも、Tシャツだけではとても寒いので、長袖のシャツを着たがまだ寒い。とりあえず、ベンチに座って朝を待つ。
7時に市内行きのバスに乗る(10シリポン)。30分ほどで
バラムケバスターミナルに着いた。運転手にパルミラに行きたいと聞いてみたら、別のハラスターバスターミナルにタクシーで行けと言う。止まっているタクシーにハラスターに行きたいと言ったら、100シリポンと言ってきた。そんなことはないと思って、別のタクシーに聞くとメータがあるからこれに乗れという。10分ほどタクシーで走ったが、40シリポンだった。
ハラスターバスターミナルでタクシーを降りると、すぐに「どこに行くんだ?」と客引きが来て、パルミラ行きバスの事務所に連れて行かれた。パルミラまで片道220シリポンで8:20発だ。予定を立てる段階で、ダマスカスに着いてすぐにパルミラに行けるのかと心配していたが、予定通りパルミラのバスに乗れた。
11時すぎにパルミラ
に着いた。バスが着くと、そばにあるホテルの人がやってきて遺跡を回るツアーを売りにきたが、遺跡はすぐそこに見えてるし歩いて回るつもりだったので、断った。16時にこのホテルに来れば帰りのダマス行きのバスも来るらしい。
遠くに遺跡が見えていたが、20分ほど歩くと遺跡のすぐそばまで来られた。パルミラ遺跡は町のそばにあってかつ柵とかがないので金を取る仕組みが整備されてなく、ごく一部の遺跡を見る以外は無料だ。
最初に有料のベル神殿に行った。まあまあ建物が壊れずに残っているが、ヨルダンのジェラシュほどではない。神殿の向こう側は椰子が生い茂っていて、今もおそらく昔もここがオワシスだったことがわかる。神殿をでて円柱の通りに行ってみると、ラクダ引きが寄ってきて、予想通り、「ラクダハラクダ」と
ささやく。円形劇場は、補修はされているが、なかなかきれいに残っている。遺跡を一通り見た後、丘の上のアラブ城に登る。 遺跡見物の後、パルミラの町に行き食事。
19時にバスでハラスターバスターミナルに戻り(220シリポン)、今度はセルビス(乗り合いタクシー)でバラムケに戻った(5シリポン)。もう暗くて方向感がつかめなかったが、人に訊きながら安宿エリアのところまで来た。『歩き方』に載っているアルハラメインとその隣のアルラビエ。アルラビエに入ってみたら、中庭に侍のような風貌の日本人がいたので訊いてみたらアルラビエのほうがいいというので、こちらに泊まることにした。ドミ(200シリポン)はもういっぱいでルーフ(屋上で150シリポン)しかあいてないといわれてしまった。再び侍氏に訊くと彼もルーフということなので、ルーフに泊まることにした。
侍氏推薦の近くのシュワルマ屋で夕食を買ってきて、ホテルの中庭で歓談し、初日の夜は更けていく。