5/06(日)

07:30   徹夜で荷造りをした。主な荷物は、着替え2日分だ。都営浅草線・戸越駅まで歩く。いつも成田行きが来るのに、今日に限って印西牧の原行きが来た。 成田まで寝れると思ったのに、必死に睡魔と戦って、青砥乗り換え、9:20に空港第2ターミナルに着く(1150円)。
11:00   全日空カウンターでチェックイン。2週間前にユナイテッドのマイレージ・プラスに入ったけど、まだカードが届いてない。その旨を伝えたら番号だけで加算できた。GW最終日なので、かなりすいている。
10:50   成田空港離陸。機材はB777。
11:15   飲み物のサービス。シャンパーニュを飲んだ。なんかあまり旨くない。今回の行き先は米国なので離陸後、ひたすら太平洋に向かう。席は16K窓側。ビジネスだから広いけど、前の人がシートを倒すとさすがに出にくくなる。ビジネスと言うだけあって、客はビジネスマンらしき人ばかり。女性はいない。
12:40   1回目のエサが配られる。パーソナルビデオが着いてるけど、機内映画はおもしろそうなやつがなく、眠たくて観なかった。
19:00   米大陸に到達。シアトルのあたり。
20:45   2回目のエサ。
22:50 08:50 シカゴ・オヘア空港に着陸。入国検査後、全日空の地上職員に帰りの経路変更を申し出た。ボストン往復が格安チケットなので経路の変更はできないけど、ボストン→モレアル→シカゴのチケットを買った($364)。単純往復でないし、米国のチケット規則はよく分からないので、この値段で買うことにした。これでカナダへの道はつながった。 $200ATMで引き出す。
  10:40 ボストン便離陸。機内食はハンバーガーとポテトチップ。しかもハンバーガーの順番が上からパン・パン・肉だった。味はまあまあ。眼下にシカゴの街、五大湖が見下ろせた。
  13:50 ボストン・ローガン空港に着陸。シカゴ時間では12:50らしい。
  14:30 会社では当初ナショナルレンタカーで借りることになっていたけど、エイビスになったとかならないとか。結局、なにも確認せずここまで来てしまったので、よくわからんけど、エイビスで借りることにした。
ペーパードライバーがいきなり地理不案内な外国で外車に乗るのも恐ろしいけど、持ってきた手順書通り走った。1カ所ボストン市内の高速の出口を間違えたけど、すぐに修正。1.5時間程でウエストボローまでこれた。
ここまで来たのはいいけど、ホテルの住所はあるけど、地図はない。しかし、そこら中に会社の建物があるので、東京から来た旨を伝え、ホテルの行き方を教えてもらった。
  17:00 ホテルWYNDHAM着。
    ホテルに着いて部屋に入ると、ADSLの端子があった。どうやらチェックアウトの日まで$10弱で使えるらしい。早速、持ってきたPCを接続した。
ホテルの人にこの近くのスーパーを聞いていたところ、車でとばして5分のところにあるらしい。早速行ってみると(日本と比べると)巨大なスーパーがあった。当面必要な水とカップ麺をかって帰る。

5/7(月)
 
$10するけど、朝食をホテルでとってみる。バイキング形式だけど、品数も少ないしうまくない。もうホテルで食べるのはやめよう。
8:30、高速をとばしてMilfordの会社に行く、9時に着いた。
昼食も会社のカフェテリアで食べた(
$5)。あまりうまくない。
5:30にホテルに戻ってきたが、あまり食欲なし。コーラを飲んで、ネットサーフィン。

5/8(火)
 朝はマックだった(
$5)。会社のカフェテリアはラザニアとスープ($4)をチョイス。ラザニアはふつうだったけど、スープは塩気が少ない。うまくはないが、スターバックスコーヒーが$1で飲めるのはありがたい。
 帰りにおすすめといわれるステーキ屋に行ってみた。スープとステーキで
$26だったけど。うまくない。こんなにまずいもので、なんであれだけ小錦級に太れるのだ? 帰りに酒屋を発見。ボストンビール。サミュエル・アダムス6本瓶セットと栓抜きを買った($8)。

5/9(水)
朝は会社でクロワッサンとジュース(
$2)。昼は会社のカフェテリア。またワンパターンでトマトソースがかかっている。うまくない。
今日は隣町のパソコンショップに行こうと高速1区間(
$0.7)乗ったが、さんざん走ったけど見つけられなかった。燃料メータがEになってきたので、ガソリンを入れた($22)。帰りにマックによって、夕食($7)。

5/10(木)
今日の朝はバーガーキング(
$5)。昼は会社のカフェテリア。パスタと鶏の塩焼きとスープ($5)。またトマトソースだ。同じく出張中のMさんと一緒だ。Mさんの話によると、食事を期待してはいけないらしい。
今日もパソコンショップに。高速2区間目(
$1)の出口からすぐだった。LINKSYSのBEFSR41というのを買った($157.49)。秋葉で買えば2万ぐらいだから少しはお得か。夕食は韓国カップ麺。一番まともな食事だ。

5/11(金)
今日の朝はマクドナルド(
$5)。昼は会社のカフェテリア。帰りにタコベルに寄った。ここのタコスはうまい。米国に来て初めてうまいものにありつけた。

5/12(土)

ノートルダム 4時に起床し、5時にチェックアウトした。車で来た道をボストンに向かう。なれてきたので、かなりスピードを出してしまった(時速130Km前後)。6時前にボストンの空港に着いてしまった。
 空港のユナイテッドのカウンターにエール・カナダのマークがあったので、並んでいたら、ここではないらしく、別ターミナルに移動、米国出国をすませ、エール・カナダの搭乗ゲートでに着いてみると、たくさんの人がいたけど、ほとんどがトロント便の客だった。モレアル便はわずか20人ぐらい、飛行機もジェット機だが40人乗り程度のものだった。
 飛行機の中は英語だったが、9時半、着陸してすべてがフランス語に替わった。1時間ほどでモレアルに到着。入官のあと移民局の係官にかなり細かく質問された。北米は面倒だ。フランスなんか表紙を見るだけなのに。 税関を抜けてやっと入国。とりあえず6000円を両替。
$65(ここからはすべてカナダドル)だった。
 空港からバスで30分で市内のバスターミナルに着いた(
$11)。バスターミナルからすぐのところに、『歩き方』にあったホテル・タジマハールがあった。午後でなければ、部屋が空かないというので、隣りのホテル・ヨーロピアンに行った。2泊で$104というのでここに決めた。TV・WC・シャワーつきだ。 ホテルからメーリングリストのモレアル在住のAさんに連絡。市内を案内してもらうことになった。
 1時にAさんがホテルに来た。メトロ(6枚で
$8)で繁華街に行き、イタリアンらしき店に行った。なんとここにはムール貝の白ワイン煮があった。すごく感動。北米に来てこれが食べられるとは。それに味付けというものがしてあるのかと疑いたくなるようなアメリカの食べ物にうんざりしていたし。貝の大きさはパリのよりも大きいが、味はまったく同じ。ただ全体の量はやや少なめ。
 食事の後、その日は雨が降っていたので、傘を買った(
$45)。モレアル一番の通りだというけれど、なんか寂れている。雨のせいで人がすくないこもあるけど。「北米のパリ」というふれこみで来ていたので、がっかりしてしまった。おまけに表示はフランス語だけど、なんか雰囲気がフランスらしくない。旧市街に行って、セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたというノートルダムに行ったが建物が新しすぎて重厚感がなかった。
 Aさんとしばしお茶した後、旧市街のMaison Pierre du Calvetに行った。1725年建造の石造りの建物のレストランで、実はこちらの方がノートルダムより古い。予約も取らずに行ったので、石造りの建物の席はないけど、テラスのがあるということだったので、そこに席を取ってもらった。

食前酒 キールロワイヤル
スープ Soup de bisque
ビスクのスープ
前菜 Salade d'epinards et croutons de chévre frais au thym,emulsion de tomates à l'orégan
ほうれん草のと山羊のヨーグルトが乗ったクルトンのサラダ
メイン Suprême de poulet farci aux champignon et son velouté à la graine de moutarde et zeste d'orange
きのこ詰めの鶏肉、粒マスタードソース和え
ワイン ブルゴーニュ・アリゴテの白500ml

ボストンの名物はロブスターだそうだが、どうせアメリカ流の品のない料理がでてくるのだろう。ボリューム感に欠けるが、ビスクとしていただく。だけど、メインの鶏肉料理はアメリカ料理並に量が多かった。味はアメリカに比べ格段にうまい。チップ込みで$70

5/13(日)

 前日、ホテルの部屋の引き出しに観光ツアーのチラシが入っていた。たった$59でケベック1日ツアーに行けることを発見。これはもう行くしかない。
 7時半にホテルを出発。メトロ(PEEL下車)でドルチェスター広場に向かった。観光案内所の前には数台の観光バスが止まっている。チケットを買い($59)、バスに乗り込んだ。乗客は11人、ケベック州なのにみんな英語を話している。
 8時にモレアルを出発。ものの30分も走ると、ひたすら平原になる。Aさんも言っていたが、高速道路なのに道路の舗装が悪くて、結構カタガタ揺れる。眠れないほどではないが、文章を書くことはできないだろう。ちなみに、この道路の悪さは、カナダ人英語講師も苦笑しつつ認めていた。1時間半ほど走ったところでトイレ休憩。朝食がてら、ソーセージと当地MOLSONビールを飲んだ。
 あまりメンテのよくない高速をまた1時間半ほど走り、ケベックに到着した。到着すると現地ガイドがバスに乗り込んできた。英語と仏語の両方でガイドするかと思ったら、多数決で英語のみのガイドになってしまった。サン・ローラン河畔のプチ・シャンプラン地区(ほとんどがおみやげ屋)をみた後、またバスに乗って、少し郊外のモンモンラシー滝を見に行った。落差89mの滝で、結構水量がある。バスはまた街に引き返し、崖を上っていく。崖の上の旧市街でバスから降ろされ16時半まで自由行動になった。早速、案内所で地図をもらい、レストランに向かった。目当てのレストランは老舗のAux Anciens Canadiens。予約はもちろん取ってないけど、問題なかった。
 アペリティフにキール・ロワイヤルはあるかって聞いたけどないみたいだ。街はフランスの様だけどフランスではない。白ビールを頼んだ。メニューをみるとケベック料理の欄もあったが、なんかミートボールの料理みたいだったので、ふつうのフランス料理のランチコースにした。

スープ 日替わりスープ 総額$52.66/\4,274
前菜 ミートパイ
メイン 鮭のパイ包みのホワイトソースがけ

カナダらしく鮭の料理にしたけど、アメリカで食べたただ単に焼いただけの低級な料理がでてこなくてよかった。しかし、サイズはアメリカ流ででかい。食べきれなかった。デザートもコーヒーもパスした。レストランを出た後、旧市街を散策。ここは町並みは完璧にフランスの雰囲気だ。アメリカっぽいものはなにもない。フランス人に言わせればサン・マロの街の様らしい。とりあえず、もらった地図に沿って歩いてみる。見晴らしいい戦場公園。なぜかジャンヌ・ダルク銅像が建っている。崖上の城壁を1周してもとの観光案内所のところに戻ってきた。帰りに備えて、スーパーで水とおみやげを買った。
 16時半にモレアルに向け、ケベックを出発。行きと同じように途中トイレ休憩を挟み、19時過ぎにモレアルに到着。帰りはなぜか市内を一周してくれた。また、メインストリートらしいサン・カトリーヌ通りを歩いてホテルに戻った。途中、マックに寄る。

5/14(月)
 5時にチェックアウト。部屋からローカル通話をかけたけどただだった。ホテル裏のバス・ディーポに行き、ドーバル空港行きのバスに乗った($11)。空港チェックインの際に米国の入国カードと税関申告書を渡されたけど、乗り換えで寄るだけなので無視していたら、出国カウンターの前でチェックしているし、出国審査の後に米国の入国審査があった。何という主権の侵害。カナダは米国の属国か?空港の売店で小銭を使い切って、7時半にエア・カナダでモレアルを出発。
 2時間弱でシカゴに着いた。成田便はCクラスになるので、全日空のラウンジを使おうと思ったら、またチェックインしてくれといわれた。モレアルで渡された搭乗券は無惨にも破り捨てられ、新しい搭乗券をくれた。全日空のラウンジでワインを飲みながら、1週間ぶりに日本の新聞を見た。
 10時半に離陸。席は希望通り通路側だったが、隣が空いていたので意味がなかった。日本時間で火曜日朝9時に成田に到着。いつもは京成の特急に乗るのだが、経費で落ちるのでスカイライナーに乗ってしまった。〈了〉